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Q 3-1
使い込んで柔らかすぎ(ヘタリ)になってしまったグローブを硬く戻す方法はありませんか? 指先がヘタってしまって、強い打球が来ると心配なのですが?
A これは非常に難しい問題です!
グローブヒモの「締め直し」または「交換」によって、ある程度はシャキっと回復できることもあります。
また、捕球部(ポケット)については、市販の「硬化剤」を塗ることによって、多少硬くすることができますが、塗り過ぎてしまうと表面の「ひび割れ・劣化」につながる可能性があるので、十分に注意が必要です!
この問題は、ヘタリの程度や箇所によって、対応方法もいろいろ違ってきますので、下記の例を参考にするとともに、分からないことは「お問い合わせ」よりご相談下さい。

ヘタリ修復1

上のような、くたびれて少し形が崩れてしまったグローブがあるとします。
まずは、1の親指・小指芯のヒモや2の指先のヒモを締め直すことが基本ですので、左下の写真のように締め直して下さい。今回のように指先のヒモがかなり疲れているようであれば、ヒモを新しく交換することをお薦めします。(写真右下)
ヘタリ修復2 ヘタリ修復3

「ヘタリ」の程度が軽い場合は、上記の調節で改善がみられると思います。
しかし、今回の場合、写真では分かりにくいと思いますが、ポケット部や親指&小指の芯材がかなりくたびれてしまっています。
その場合、自分で修理するには難しいかもしれませんが、次のように対応します。
ポケット部のヘタリについては、ポケット内部にグリースを再注入します。(写真左下)
※グリースは野球グローブ専用のグリースが必要ですのでお問い合わせ下さい。
親指&小指芯のヘタリについては、フェルト芯を新しいものと交換します。その際、フェルト芯内部のプラスチックシートが折れていたり割れている場合は、そのシートも交換します。(写真右下)
ヘタリ修復4 ヘタリ修復5

これまでの調節や修理をした結果はいかがでしょうか?
調整前 調整後
(調節前) (調節後)

同じグローブとは思えないほど、見違えるように「しっかり」してませんか?
今回、「人差し・中・薬指の指先のヘタリ」については、指先のヒモを交換することで改善することができましたが、さらに重傷の場合は大幅な大改造となり、直せなくはないでしょうが、ほとんど不可能に近い?ということが予想されます。
よって、新しいグローブを購入する際には、修理が困難と思われる人差し・中・薬指がしっかりしているものをお薦めします。
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